藤沢宿場歴史講座(2回目)

書きそびれていた7月開催の藤沢宿歴史講座「宿場町あれこれ」の2回目について。副題は「歌川広重の浮世絵の見方」である。広重の東海道五十三次は実際に東海道を旅して描かれたものではなく、他人の絵を参考にして独自の視点から原画を描いたようだ。藤沢宿の様子を良く表している浮世絵を紹介する。

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藤沢宿の夜の風景で、右側にある鳥居が江の島一ノ鳥居(江の島道入口)、左手にあるのが大鋸橋(現遊行寺橋)です。宿場に着いた人々と客引きをする宿の人々の様子が描かれ、にぎわいが感じられる。

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遊行寺の側から大鋸橋(現遊行寺橋)と江の島一ノ鳥居を描いたもので、背景にある山は大山です。橋の上の人物が担いでいるのは御神酒枠(おみきわく・大山から水や酒を持ち帰るためのもの)で大山詣を象徴しています。橋のたもとの高札場など、宿場の様子も窺える。

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正面の橋が東海道の通る大鋸橋(現遊行寺橋)、左に江の島一ノ鳥居が描かれています。橋の上には御神酒枠(おみきわく・大山から水や酒を持ち帰るためのもの)を担いだ大山詣の一行が、鳥居の下には杖をついた江の島詣の一行が描かれています。背景に山のように見えるのは遊行寺です。

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