都電荒川線の旅

先日、都電荒川線・東京さくらトラムの一日乗車券を利用し、東京都電さんぽを楽しみました。
まるで時間がゆっくり流れているかのような都電荒川線。その一両編成のレトロな車両に揺られるたび、日常の喧騒を忘れ、心が安らぐのを感じます。早稲田駅から三ノ輪橋まで、生活感あふれる街並みを縫うように走る都電は、まさに「街を巡るくつろぎの空間」のようです。 鬼子母神をお参りし、巣鴨の庚申塚や商店街を通って高岩寺(とげぬき地蔵)、飛鳥山湖園では縄文の丸木舟を見学し、荒川遊園地前から三ノ輪橋までの沿線の一万数千株のバラを楽しみました。終点である三ノ輪橋停留場は、バラのアーチが美しいレトロな駅舎が特徴で、都電の旅の終わりを優しく彩りました。
帰路の乗客も学生からお年寄り、観光客で大変混雑していました。この電車が地域の人々の生活に深く根ざしていることを実感します。

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