道祖神

前回の記事で藤沢道を案内する庚申塔を紹介しましたが、同じ場所のすぐ左側
に見逃していた道祖神がありました。文字道祖神と双体道祖神の二基が草むら
に隠れるように設置されています。恐らく移設されたのではないでしょうか。
文字道祖神は嘉永二年(1849)とあるので、庚申塔の造年文政十一年(1828)
より新しいことを考えると、元から同じ場所に設置されたとは考えにくい。

IMG_5602.JPG

IMG_5599.JPG右の双胎道祖神は頭部と胴体が割られているが、明治初期の廃仏毀釈に
よって壊されたといわれています。道祖神は仏像ではないのに、訳もなく
時流に乗った小役人の指示によるものでしょう。

IMG_5601.JPG
文字道祖神の造年銘

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