江の島道(その6)

上諏訪神社から5分程度で密蔵寺にでる。鎌倉時代末期に有弁僧正によって開山。何度かの火災にあうが、江戸時代に良忍上人によって再建された。

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山門の前の道沿いの植え込みには、小さな道標が立っている。正面には「弘法大師道」、向かって右の側面には「 江之嶋道」とある。その脇には複数の庚申などがきれいに整備され置されている。
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文字道祖神 裏には平成4年一月吉日と刻まれている。
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菩提樹
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本堂
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弘法大師像
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たくさんの太子像がほほ笑む
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密蔵寺の門前から江島道を50m程南下した三叉路の角に、本日6基目の江の島弁財天道標 と庚申塔が並べられている。
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さらに進むと、何の標識もないのでわかりずらいが、江の島道を右に曲がった細い道の先に一遍上人地蔵跡がある。鎌倉時代、時宗の開祖・一遍(1239~1289)は全国を遊行中、1282年(弘安5年)3月1日に鎌倉に入り布教しようとしたが、執権北条時宗により鎌倉入りを拒否された。そのため、翌2日片瀬の館の御堂で念仏を行い、さらに片瀬の浜の地蔵堂で念仏を行ったとき、あらゆる階層の人々が踊念仏を見るために集まって来た。その人々の様子は「一遍聖絵」に描写されている。一遍はここに7月16日まで4か月以上とどまった。

現在、災害時の一時避難所として地元の公園になっている。
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今日のお昼は江の島近辺で海のものでもと考えていたが、1時も過ぎ、空腹になったので食事処を探す。国道側に出てみるとさすがに連休中のため江の島方面へ向かう車が渋滞中。藤沢方面に少しだけ戻ったところに地元の食堂を見つけ入る。¥500の限定ランチのメニューにが目についた。
SASUKE
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生姜焼き定食を頼む。ボリューム満点だ。
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地元のお客と店主の会話が耳に入る。「今朝のシラスは不漁のようだ。有名店の”とびっちょ”が買い占めているので価格が高い。でも生シラスはそんなに美味いもんではない。網で上げたばかりであれば生臭さもなく美味いが、普段食べるのであれば釜揚げが一番だ」


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